【ネズミの侵入経路】どこから入る?見つけ方と塞ぎ方|場所別に解説

キッチンの隅に、ネズミのフンみたいな黒い粒が落ちていたんです。
戸締まりはちゃんとしているのに、いったいどこから入ってきたの……?
わかります、その「どこから?」がいちばんモヤモヤしますよね。
入り口がわからないままだと、何から手をつければいいのかも決められません。
先に結論
ネズミは1〜2cmほどのすき間があれば家に入れるので、換気扇・通気口・エアコン配管の穴・床下の通気口・基礎のひび・屋根と外壁のすき間が主な侵入経路です。
黒いこすり跡やフンをたどって入り口を見つけ、中のネズミを追い出したのを確かめてから、金網・パンチングメタル・防鼠パテなどの金属系の材料ですべてふさぐのが正しい順番。
庭にネズミがいるなら、エサと隠れ場所をなくして、家のまわりのすき間を先にふさいでおきましょう。
- ネズミが通れるすき間の大きさと、種類ごとの入り方
- 換気扇・床下・配管など、場所別のネズミの侵入経路
- 侵入経路がわからないときの探し方4つ
- ふさぐ材料と、ふさぐ前に必ずやること
- 庭にネズミがいるときの対策
- 自分でふさげる場所と、業者に任せる場所
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ネズミはどこから家に入る?侵入経路になるすき間の大きさ
「こんな小さなすき間から?」と驚くかもしれません。
ネズミは体がやわらかくて、頭さえ通れば体もスルッと抜けられちゃうんです。
大阪市旭区の案内によると、ネズミが通れるすき間はクマネズミで約1.25cm、ハツカネズミで約1cm。
駆除業者の解説でも、子ネズミで約1.5cm、大人のネズミで約2cmの穴があれば入れるとしています。
記事によって1〜3cmくらいまで幅はありますが、だいたい指1本が入るくらいのすき間と覚えておけば大丈夫。

指1本ぶんのすき間で入れるなんて……調べているうちに、家じゅうのすき間が気になってきました。
ネズミの種類で、得意な侵入経路がちがう
家に入りこむネズミは、主にクマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類です。
侵入経路を考えるときに大事なのは、高い所が得意か、低い所が得意かのちがいなんですよね。
| 種類 | 得意な場所 | よく使う侵入経路 |
|---|---|---|
| クマネズミ | 高い所(登るのが得意) | 電線・エアコンの配管・換気扇・屋根と壁のすき間 |
| ドブネズミ | 低い所(地面や床下) | 基礎のすき間・床下の通風口・排水管などの配管 |
屋根裏や天井で音がするなら、クマネズミが高い所から入っていることが多め。
床下や台所の下まわりで気配がするなら、ドブネズミが低い所から入っているのかもしれません。
屋根裏の音に困っている人は、屋根裏のネズミ駆除の記事もあわせて読んでみてくださいね。
場所別に見るネズミの侵入経路|換気扇・床下・配管など
ここからは、家のどこがネズミの侵入経路になりやすいのかを、場所ごとに見ていきましょう。
駆除業者の解説や自治体の案内を見比べてみると、名前があがる場所はだいたい決まっていました。
換気扇・換気口・通気口
まず見てほしいのが、換気扇や換気口です!
外とじかにつながっている穴なので、すき間があればそのまま家の中への入り口になってしまうんです。
駆除業者の解説でも、換気口はネズミの侵入経路になりやすい場所として紹介されていました。
外側のフードやカバーが割れていたり、網がついていなかったりする換気口は、特にねらわれやすいですよ。
エアコン配管の穴・配線が壁を通るところ
エアコンの配管を通すために、壁に開けた穴もよくある入り口。
配管のまわりを埋めているパテがやせたり、ひび割れたりして、気づかないうちにすき間ができていることがあるんです。
電話線やテレビのアンテナ線、ガス管など、壁を通っている配管・配線のまわりは全部チェックの対象になります。
外壁に這わせたケーブルのカバーの中を通って入りこんでいた、という駆除業者の施工例もありました。
床下の通気口・基礎のひび(床下のネズミはどこから?)
「床下にネズミがいるみたい。どこから入ったの?」というときは、まず家の土台まわりを見てみましょう。
床下の通気口に網がない、網が破れている、さびて穴が開いている……そんなところが床下への入り口になります。
コンクリートの基礎にできたひびや、配管が基礎を通る部分のすき間も要注意。
床下から壁の中を通って、天井裏まで上がっていくこともあるんですよ。
屋根と外壁のすき間・軒下・戸袋・雨どい
クマネズミは壁をつたったり、電線や雨どいを登ったりして、高い所から入ってきます。
屋根と外壁のつなぎ目、軒下(屋根が張り出した部分の裏側)、雨戸をしまう戸袋のすき間は、よくある侵入経路です。
ただ、高い所の確認やふさぐ作業は、はしごや屋根に登ることになるので自分ではやらないでくださいね。
下から見上げて、黒い汚れやフンがないかを確かめるところまでで十分です。
排水管・玄関・勝手口のすき間
ドブネズミは下水のほうからも上がってくるので、排水管のまわりも油断できません。
流し台の下の扉を開けて、排水管が床を通る部分にすき間がないか見てみましょう。
玄関や勝手口のドアの下、古い引き戸のすき間も、1〜2cm空いていれば入り口になり得ます。
[図解:家の断面図にネズミの侵入経路を書き込んだ図(換気扇・エアコン配管の穴・床下通気口・基礎のひび・屋根と外壁のすき間・戸袋・排水管)]
ネズミの侵入経路がわからないときの特定方法
「外を見てもそれらしい穴が見つからない……」というのも、すごくよくある悩みなんです。
そんなときは、次の4つの方法でネズミの通り道から入り口をしぼりこんでいきましょう。
- ① ラットサイン(ネズミの痕跡)をたどる
- ② 小麦粉やベビーパウダーをまいて足跡を見る
- ③ 家の外まわりを1周して、すき間をチェックする
- ④ フンが落ちている場所で、高い所か低い所かをしぼる
① ラットサインをたどる
ネズミには、同じ道を何度も通るクセがあります。
そのため通り道には、体の汚れや脂がこすれた黒っぽいこすり跡(ラットサイン)が残るんです。
大阪市旭区の案内でも、黒ずみがある場所を優先してふさぐようにすすめていました。
こすり跡のほかに、フン・かじり跡・尿のシミが集まっている場所も、入り口のすぐ近くかもしれません。
フンやかじり跡の見分け方は、ネズミのフン・かじり跡の記事でくわしく紹介しています。
② 小麦粉やベビーパウダーで足跡を見る
あやしい場所が見つかったら、床に小麦粉やベビーパウダーをうすくまいておきます。
一晩たって小さな足跡やしっぽを引きずった線がついていれば、そこがネズミの通り道。
足跡の向きを追っていくと、入り口がある方向まで見えてきますよ。
床に新聞紙を敷いておいて、翌朝フンや汚れがついていないかを見るのも手軽な方法です。
③ 家の外まわりを1周チェックする
天気のいい日に、家の外まわりをぐるっと1周してみましょう。
夜に家の中の明かりをつけて、外から光がもれているすき間を探すのもおすすめ。
光がもれているということは、そこが外とつながっているということなんです。
外まわりのチェックリスト
- 換気口・通気口に網がついているか、破れていないか
- エアコン配管の穴のパテがやせたり割れたりしていないか
- 床下の通気口の網がさびて穴が開いていないか
- 基礎や外壁にひびがないか
- 配管・配線が壁に入るところにすき間がないか
- 戸袋や軒下に、フンや黒いこすり跡がないか
- ドアの下に、指が入るほどのすき間がないか
④ フンが落ちている場所で高い所か低い所かをしぼる
フンや痕跡がどこに多いかで、探す場所をしぼることもできます。
屋根裏や天井まわりに多いなら、高い所が得意なクマネズミを疑って、上のほうの侵入経路を重点的に。
台所の下や床下まわりに多いなら、ドブネズミを疑って、下のほうの侵入経路から見ていきましょう。

小麦粉で足跡を見る方法、こんなに身近なもので確かめられるなんて意外でした!
それでも見つからないときは、侵入口が高い所や床下の奥など、見えない場所にあるのかもしれません。
無理に探し回らずに、プロの調査に任せるのもりっぱな選択ですよ。
ネズミの侵入経路を塞ぐ方法と材料
入り口が見つかったら、いよいよふさいでいきます。
でもその前に、絶対に守ってほしい順番があるんです!
ふさぐ前に、中のネズミを必ず追い出す
駆除業者の解説を読みくらべると、ほぼすべてが同じことを強く言っていました。
それが、ネズミが中にいるまま入り口をふさがないということ。
閉じこめてしまうと、出口を探して別の場所をかじって新しい穴を開けたり、壁の中で死んでにおいが出たりしてしまうんです。
先に粘着シートや捕獲器、忌避剤(いやがるにおいで追い払う薬剤)などで数を減らし、追い出してからふさぎましょう。
ある駆除業者の解説では、追い出したあと1週間ほど活動がないのを確かめてからふさぐとしていました。
自分で駆除する方法はネズミ駆除を自分でするときの記事、もし中で死んでしまったときはネズミの死骸の処理の記事を見てくださいね。
ふさぐ順番は「外から順に、最後の1か所はあとで」
入り口がいくつもあるときは、ふさぐ順番も大事になってきます。
施工例を紹介している駆除業者は、外から順にふさいでいき、最後の1か所だけ追い出し用に残すやり方をとっていました。
ネズミがそこから出ていったのを確かめてから、最後の1か所をふさぐ流れです。
全部を一気にふさぐと、逃げ道をなくしたネズミが家の中に閉じこめられちゃいます。
ふさぐ材料は「かじれない金属系」を選ぶ
ネズミの歯はとても硬くて、プラスチックや木くらいなら平気でかじってしまいます。
だから材料は、ステンレスの金網・パンチングメタル(穴あきの金属板)・防鼠パテ(ネズミ対策用のパテ)などの金属系が基本です。
| 材料 | 向いている場所 | ポイント |
|---|---|---|
| ステンレスの金網 | 換気口・通気口・床下の通気口など広めの穴 | 網目は1cm以下が目安(5mm以下をすすめる業者も) |
| パンチングメタル(穴あきの金属板) | 換気口・通気口 | 空気は通して、ネズミは通さない |
| 防鼠パテ(ネズミ対策用のパテ) | エアコン配管の穴・配管まわりのすき間 | やわらかく、細かいすき間に押しこめる |
| 防鼠ブラシ | 戸袋・シャッター・ドアの下など、動く部分のすき間 | ブラシの毛でふさぐので、開け閉めのじゃまをしない |
| 金属たわし(金ダワシ) | 小さなすき間・配管のまわり | すき間に詰めて使える |
網の目の大きさは、gaichugaiju.jpの解説で網目1cm以下の金属メッシュ、gaijyu-zero.comの解説では目が5mm以下の金網がすすめられていました。
迷ったら、細かいほうを選んでおくと安心ですね。
これだけでふさぐのはNG
100円ショップのプラスチックの網、アルミテープだけ、発泡ウレタン(スプレーでふくらむ充てん材)だけでは、ネズミにかじられて突破されてしまいます。
アルミテープは、金網をとめる補助として使うくらいにしておきましょう。
[図解:場所別のふさぎ方(換気口=パンチングメタル/配管の穴=防鼠パテ+金属たわし/戸袋・ドア下=防鼠ブラシ)を3列で並べた図]
庭にネズミがいるときの対策|家への侵入経路を先にふさぐ
「家の中じゃなくて、庭でネズミを見かけた」という人もいますよね。
庭にいるのは、地面や物かげにすむドブネズミのことが多いんです。
今は外にいても、エサや隠れ場所を求めて家の中へ入ってくるおそれは十分あります。

庭のネズミも、放っておくと家に来るかもしれない……と思うと、ちょっと怖いですね。
庭にネズミが集まる原因
ネズミが庭に来るのは、エサと隠れ場所があるから。
庭のここをチェック
- 生ゴミや、ふたのないゴミ箱
- コンポスト(生ゴミをたい肥にする容器)
- 外に置きっぱなしのペットフードや鳥のエサ
- 落ちた果実や野菜くず
- 物置の下・植木鉢の下・積んだ木材やブロックのすき間
庭のネズミ対策は「エサを断つ・隠れ場所をなくす」
いちばん効くのは、エサになるものを庭に置かないことです。
生ゴミはふたつきの容器に入れて、ペットフードは食べ終わったらすぐ片づけましょう。
落ちた実をこまめに拾っておくだけでも、ずいぶんちがいますよ。
植木鉢や資材は、地面にじか置きせず、台に乗せて下に空間をつくるとネズミが隠れにくくなります。
庭からの侵入に備えて、家の外まわりを先にふさぐ
庭にネズミがいるなら、家に入られる前に床下の通気口や基礎のすき間、配管の穴を先にふさいでおくのがいちばんの予防。
庭のネズミは低い所から入ってくるドブネズミが多いので、家の下まわりから見ていくと効率的です。
それから、自治体によってはネズミをとるカゴを貸し出しているところもあるんです。
たとえば大阪市旭区では、区役所で捕そカゴ(ネズミ用の捕獲かご)を貸し出していると案内していました。
補助や貸し出しは地域によってちがうので、ネズミ駆除の助成金の記事もチェックしてみてください。
ネズミの侵入経路、自分で塞げる場所・業者に任せる場所
侵入経路が見つかっても、全部を自分でふさがなきゃいけないわけではありません。
目安は、地面に立って手が届く低い場所は自分で、それ以外は業者へです。
自分でOK
- 1階の換気口・通気口に金網やパンチングメタルをつける
- 手の届くエアコン配管の穴をパテでふさぐ
- 外から手が届く床下通気口の網を交換する
- ドアの下や戸袋に防鼠ブラシをつける
- 庭のエサや隠れ場所を片づける
業者に頼む
- 屋根・2階・軒天(軒の裏側)など高い所
- 電気配線のまわり
- 床下にもぐる作業
- 侵入口がいくつもある、どこかわからない
- ふさいだのにまた入られる
特に屋根や2階の作業は、落ちてケガをする危険があるので、はしごを出してまでがんばらないでくださいね。
配線まわりも、傷つけると漏電の心配があるので、さわらないほうが安心です。
業者に頼めば、侵入口の調査からふさぐ工事、駆除までまとめてお願いできます。
見積もりのときに聞くこと
- ふさぐ場所はいくつで、1か所あたりいくらか
- ふさいだ場所を写真で報告してもらえるか
- 再侵入したときの保証はあるか、期間はどのくらいか
- 追加料金がかかるのはどんなときか
費用の考え方はネズミ駆除の相場の記事、業者の選び方はネズミ駆除業者の選び方の記事にまとめています。
見積もりを取ったからといって、その場で決めなくても大丈夫ですよ。
見えない侵入口まで、今すぐまとめて調べてもらう
高い所や床下の奥は、自分では確かめにくい場所です。今すぐ無料の現地調査を申し込んで、ネズミの入り口を残らず見つけてもらいましょう!
見積もりだけでもOK/その場で決めなくて大丈夫
ネズミの侵入経路まとめ
- ネズミは1〜2cmほどのすき間があれば家に入れる
- クマネズミは高い所、ドブネズミは低い所から入りやすい
- 主な侵入経路は換気扇・通気口・エアコン配管の穴・床下通気口・基礎のひび・屋根と外壁のすき間
- わからないときはラットサイン・小麦粉の足跡・外まわり1周で探す
- 中のネズミを追い出してから、金網・パンチングメタル・防鼠パテでふさぐ
- 庭にネズミがいるなら、エサと隠れ場所をなくして家の外まわりを先にふさぐ
- 高い所・配線まわり・床下は業者の無料調査へ
ネズミの入り口って、見つけるまでがいちばん大変なんですよね。
でも、痕跡をたどって、追い出して、金属でふさぐ。
この流れさえ守れば、ネズミが入ってこられない家にぐっと近づけます!
「ここは自分じゃ無理かも」と思った場所は、遠慮なくプロの無料調査に頼ってくださいね。
ドコタノ編集部 家のトラブルに気づいたその日に読むガイドを作っています。費用や制度は公的機関・メーカー・業者の公開情報をもとに、出典つきでまとめています。最終的な判断は、現地調査や見積もりで直接確かめてください。広告の方針は免責事項・広告についてをご覧ください。
出典・参考資料
・大阪市旭区「ネズミ対策について」(通れるすき間の大きさ・ふさぐ場所と材料・黒ずみを優先・捕そカゴの貸出) https://www.city.osaka.lg.jp/asahi/page/0000211893.html(2026年10月19日取得)
・l-defense.com「侵入口を封鎖してネズミ予防を行う」(子ネズミ約1.5cm・成獣約2cm・種類別の侵入ルート) https://www.l-defense.com/blog/mouse-prevention-root.html(2026年10月19日取得)
・kahoku-c.com「ネズミの侵入口|宮城県仙台市」(侵入口になるすき間の大きさ) https://www.kahoku-c.com/998/7327/(2026年10月19日取得)
・gaijyu-zero.com「ネズミの侵入経路はどうやって塞ぐ?方法や注意点」(金網は目5mm以下・追い出し後約1週間活動がないのを確認) https://gaijyu-zero.com/media/blocking_rat_entry_routes/(2026年10月19日取得)
・kujo-plus.com「ネズミは換気口を侵入経路にしやすい!塞ぎ方や巣の片付け方」(換気口からの侵入・プラ網は不可・アルミテープは補助) https://kujo-plus.com/gaiju/mouse/air-vent/(2026年10月19日取得)
・gaichugaiju.jp「ネズミの侵入経路と封鎖方法 天井裏・壁・床下の隙間を塞ぐ」(場所別の侵入経路・網目1cm以下の金属メッシュ・プラ/木/発泡材は不可) https://gaichugaiju.jp/articles/nezumi-shinnyukeiro(2026年10月19日取得)
・sankyo64.com「恐るべしネズミ達の建物内への侵入経路」(ケーブルカバーからの侵入例・外から順にふさぎ最後の1か所を残す) https://www.sankyo64.com/blog/danshi/entry-245/(2026年10月19日取得)

